生まれて間もない赤ちゃんは、ねんねから寝返り、そしておすわりへと、数ヶ月で目を見張るような成長を見せてくれます。
「見る」「聞く」「触る」といった五感を通じて、少しずつ世界を感じ取りながら、自分の体の動かし方も覚えていきます。
そんな時期に大切なのが、たっぷりの刺激と親子のふれあい。
話しかけたり一緒に遊んだりする中で、赤ちゃんの感じる力・考える力が育っていきます。
とくにおすすめなのが、指先を使ったあそび。
手を動かすことで脳がぐんぐん刺激されて、心と体の発達をしっかりサポートしてくれます。
この記事では、0歳から楽しめる、五感を刺激する知育おもちゃをご紹介!
赤ちゃんとの毎日に、楽しい発見をプラスしてみませんか?
どうして0歳から指先遊びが大事なの?
指先にはたくさんの神経が集まっていて、動かすことで脳が「ピカッ」と活性化します。
よく「指先は第二の脳」と言われるくらい、赤ちゃんにとって大事な刺激になります。
ボタンをとめる、スプーンを使うなど、将来必要な動きの基礎は、実は0歳からスタート!
指を上手に使えるようになると、日常生活でも困らずに過ごせるようになります。
最初は手のひら全体でおもちゃをにぎったり、なめたりするところからスタート。
そこから少しずつ指先だけでつまんだり、動かしたりと、自然にステップアップしていけるようになります。

0歳のころから指先を使った遊びを取り入れることで、心も体もいろんな刺激を受けて、元気に育つ土台になりますよ。
ねんね期の赤ちゃんにおすすめ!五感を育てるおもちゃ【0ヶ月〜5ヶ月ごろ】
生まれてすぐの赤ちゃんは、ほとんどを「ねんね」で過ごしますが、実はこの時期も大切な学びの時間。
見る・聞く・触るといった五感をやさしく刺激してくれるおもちゃで、赤ちゃんの成長をサポートしてあげましょう!
モビール
ベビーベッドの上などに吊るして使う、くるくる動くモビール。
赤ちゃんはその動きをじーっと見つめることで、目のピントを合わせる練習になります。
目で追いかけるうちに首を動かすことにもつながり、首すわりの準備にもぴったりです。
音が出る布のおもちゃ・ぬいぐるみ
ふわふわの布おもちゃやぬいぐるみで、触ったり握ったりすると「キュッ」「カサカサ」と音が出るものは、聴く力や触る力を育ててくれます。
やわらかくて軽いので、赤ちゃんが口に入れても安心。
洗えるタイプなら、いつも清潔に使えてうれしいですね!
ガラガラ(ラトル)
振ると音が鳴るラトルは、赤ちゃんが興味津々になる定番のおもちゃ。
音を楽しみながら、手を動かす練習にもなります。
握りやすい形なら、小さな手でもしっかり持てて、手指の発達にもつながりますよ。
カラフルな色や形も、見る楽しさをプラスしてくれます!
コントラストがはっきりした絵本
まだ視力が未発達な赤ちゃんには、白黒や赤・黄などはっきりした色使いの絵本がおすすめ。
「じーっ」と見るだけで、目の力や集中力が育ちます。
見るだけでなく、ママやパパの声で読んであげると、聞く力や親子のコミュニケーションにもつながります。
ベビージム
寝ながら手を伸ばして遊べるベビージムは、ねんね期にぴったり!
カラフルなおもちゃや音が出る仕掛けがたくさんで、目・耳・手の感覚をいっぱい刺激してくれます。
赤ちゃんが手をのばすことで体を動かす力も育ちますよ。
おうちの雰囲気に合わせて選べるかわいいデザインが多いのもうれしいポイント♪
寝返り期におすすめ!赤ちゃんの好奇心をくすぐる知育おもちゃ【3ヶ月〜6ヶ月ごろ】
このころの赤ちゃんは、少しずつ体をひねったり、手をのばしたりして、自分から「やってみたい!」がふえてくる時期です。
見る・聞く・触るはもちろん、体の動きもどんどん発達していきますよ♪
そんな赤ちゃんにぴったりの、五感とからだをバランスよく育ててくれるおもちゃをご紹介します!
オーボール
網目状になっていて、小さな手でもぎゅっと握りやすいオーボール。
転がしたり、カラカラ音を楽しんだり、いろんな遊び方ができて、赤ちゃんの「動きたい!」を引き出してくれます。
やわらかい素材なので、舐めたり噛んだりしても安心です♪
おきあがりこぼし
ゆらゆら倒しても、すぐに起き上がる不思議なおもちゃ。
赤ちゃんはその動きにびっくりしたり、音にわくわくしたり!
手を伸ばして触ろうとすることで、腕や上半身の力も育ちますよ。
音の出る布絵本
パリパリ音がしたり、押すとピッと鳴ったり、赤ちゃんが思わずさわりたくなる布絵本。
カラフルでやわらかく、口に入れても大丈夫なので安心して遊ばせられます。
ママやパパが読んであげると、聞く力や親子のつながりもぐんと深まります♪
タミータイムマット
赤ちゃんを、うつ伏せにして遊ばせる「タミータイム」にぴったりのマット。
ふかふかの素材で安心&楽しく首や肩をきたえることができます。
おもちゃがついているタイプも多く、見たり触ったり、いろんな刺激が楽しめますよ。
モンキーミラー
赤ちゃん用のやわらかい鏡がついたおもちゃ。
自分の顔を見て、「これだれ?」と不思議そうに見つめる様子はとってもかわいい!
自己認識のはじまりとしても大切な遊びですし、カラフルな見た目で目の刺激にもなります。
リーチングトイ
赤ちゃんが「手をのばして取ってみる」ためのしかけがあるおもちゃです。
手と目をいっしょに動かすことで、コーディネーション(連動する力)が育ちます。
いろんな形や色のパーツがついていて、赤ちゃんの「これなに?」という好奇心もぐんぐん伸びます!
おすわり・はいはい期にぴったり!赤ちゃんの「できた!」を引き出す知育おもちゃ【6ヶ月〜10ヶ月ごろ】
このころになると、赤ちゃんはおすわりが安定してきて、手をのばして物をつかんだり、はいはいで動き回ったりと、自分から遊びに向かう力がぐんと伸びていきます。
そんな時期にぴったりの、全身を使って楽しめるおもちゃをご紹介します!
ボール
やわらかくて握りやすいボールは、転がして追いかけるだけで全身運動に!
音が鳴るタイプだと「どこいった?」と興味津々で追いかけていきます。
体を動かす楽しさを自然に感じられて、はいはいもどんどん上手になりますよ♪
押し車
つかまり立ちやよちよち歩きの練習にぴったりな押し車。
自分の力で押して動かせることで、バランス感覚や足腰の筋肉がしっかり育ちます。
音が鳴ったり、乗せて遊べるおもちゃ付きのものも人気です!

どちらも押し車だけでなく、指先遊びの要素も詰まってるので長くあそべますよ!
コップ重ね
カラフルなコップを「積む」「並べる」「崩す」だけで楽しい知育遊びに。
大きさの違いを感じたり、色を覚えたり、遊びながらたくさんのことを学べます。
「これなに色?」と声をかけてあげるだけでも、言葉の刺激になりますよ。
音の出る積み木
積むと「カラカラ」「シャカシャカ」♪
音が鳴る積み木は、普通の積み木よりも興味を引きやすく、長く集中して遊べます。
手先の器用さや、創造力、バランス感覚などを遊びながら育てられる優れもの!
ビーズコースター
ビーズをつまんで動かすだけのシンプルなおもちゃですが、これが赤ちゃんにとってはとても刺激的!
指先の細かい動きや集中力がぐんぐん育ちます。
「次はどこに行くかな?」と見守りながら一緒に遊んであげるのも楽しいですね♪
型はめパズル
いろんな形をぴったりとはめていく遊びは、「考える力」や「空間認識力」を育てるのにぴったり。
最初はうまくいかなくても、何度も試して「できた!」の経験が自信になります。
手の動かし方も上手になっていきますよ。

手や指を使った遊びは、脳をよく働かせて、考える力や体の発達にもつながりますよ。
たたいて音が鳴るおもちゃ
「トントン!」「ポンポン!」と、叩くと音が出るおもちゃは赤ちゃんの大好きなアイテム。
リズム感や聴く力が育つほか、「自分で音を出せた!」という達成感も味わえます。
ママやパパと一緒にたたいて、音あそびを楽しんでみましょう♪
ソフトブロック
やわらかくて軽いブロックは、初めての積み木遊びにぴったり。
積んだり崩したりしながら、手指の動き・形や色の認識・創造力が自然に育ちます。
投げても当たっても安全なので、安心して思いっきり遊ばせてあげられます♪
【0歳児】知育おもちゃを選ぶときのポイントまとめ
赤ちゃんにとって「初めて出会うおもちゃ」は、まさに世界を知る第一歩。
でも、0歳児ならではの特徴があるからこそ、安全で安心なおもちゃ選びがとっても大切です。
なんでも口に入れる…には理由がある!
赤ちゃんがなんでもペロペロ舐めるのを見て、「えっ、また!?」と驚くこともありますよね。でもこれ、ちゃんと意味がある行動なんです。
口の感覚で「これはどんなもの?」と探っている
脳に刺激が伝わって、発達を促している
歯ぐきのムズムズをやわらげる
離乳食の練習として、口に物を入れることに慣れている
つまり赤ちゃんにとって、お口は「知る道具」なんです!
衛生的に使える?お手入れ方法をチェック!
そんなお口に入れるおもちゃだからこそ、清潔に保てるかどうかが大事です。
✔︎ 水洗いできる?
✔︎ 布製なら洗濯できる?
✔︎ 水拭きしても傷まない?
購入前にお手入れ方法をチェックして、毎日安心して使えるものを選びましょう。
安全基準マークがあるか確認しよう
出典:日本玩具協会
見た目がかわいくても、安全じゃなければNG!
おもちゃに「STマーク」がついているか、チェックしてみてください。
⚫︎日本玩具協会による安全性の証
⚫︎14歳以下の子ども向けおもちゃに付けられる
⚫︎対象年齢も明記されているので安心
このマークがあるおもちゃは、厳しい安全基準をクリアしているということです◎
誤飲・窒息のリスクがないか
赤ちゃんの手や口に入りそうなサイズのおもちゃは、誤飲のリスクに注意!
✔︎ 小さなパーツがついていないか
✔︎ 部品が取れてしまわないか
✔︎ 一般的に「直径3.17cm × 長さ5.7cm以下」は危険とされる
0歳〜3歳ごろは特に、目の届くところで遊ばせてあげることも大切です。

安全に遊べるような環境作りが大切ですね。
近くで遊びを見守りましょう!
安全な形?壊れても危なくない?
見た目は可愛くても、赤ちゃんにとって安全かどうかを忘れずにチェック!
✔︎ 角や縁が丸くなっている?
✔︎ 鋭い部分や尖った突起がない?
✔︎ 折れたり割れたりしてもケガの心配がない素材?
転んだときや、くわえたまま歩き回ったときも安全か、想像しながら選ぶのがポイントです。
0歳は「五感」を育てるおもちゃを選ぼう!
0歳の赤ちゃんにとっては、毎日が「はじめて」の連続。
指先を動かしたり、音を聞いたり、口で感触を確かめたり…。
そんな日々の中で、感覚をたっぷり刺激するおもちゃが大活躍してくれます。
ママやパパが安心できるおもちゃを選んで、赤ちゃんと一緒に遊びの時間を楽しみましょう!