「食育」って聞いたことありますか?
食育は、子どもたちが元気に大きくなるために大切な「食べること」を学ぶ教育のことです。
ただ食べるだけじゃなくて、どんな食べ物が体にいいのか、どうやって料理するのか、楽しく知っていくことができます。
そこに「知育」を組み合わせると、もっとすごい!
食材にふれたり、料理をしたりする中で、手を上手に使う練習になったり、人と関わる力も自然に育っていきます。
食べながら、楽しく学んで、元気な体と考える力を一緒に育てていきましょう!
今回は、そんな「食育」と「知育」のいいところや、親子でできるアイデアを紹介します!
知育と食育ってなに?
知育って?
知育は、「考える力」や「やってみる力」を育てること。
数字や文字を覚えることもそうだし、手先を動かす遊びや、自分で工夫する力も知育の一つです。

おべんきょうだけじゃなく、遊びながらでもどんどん伸びていくんですね!
食育って?
食育は、「食べることを学ぶ」こと。
たとえば、
「野菜はどう体にいいの?」
「どうやってごはんを作るの?」
ということを知ったり、食べることの楽しさや大切さを感じたりします。

子どもが自分の体を大切にするための、すごく大事な学びなんです!
食事を通じてどんないいことがあるの?
ごはんの時間って、食べるだけじゃなくていろんな「まなび」がつまっているんです。
ここでは、食事を通じて子どもたちが育てていける力を、わかりやすくご紹介します!
健康にいい食べものがわかるようになる!
「このお野菜、からだにいいんだよ」
そんな声かけから、少しずつ食べ物の大切さを知ることができます。
自分で“いいもの”を選べるようになると、将来も健康的な食生活につながっていきますね。
体に必要な栄養がわかる!
「ごはんはエネルギー」
「お肉は筋肉のもと!」
食べたり作ったりしながら、「どんな栄養がどこに入ってるのか」が少しずつわかるように。
繰り返すうちに、「バランスよく食べる」ことが自然とできるようになります!
みんなで食べる楽しさを知る!
「おいしいね!」と笑い合ったり、「これ手伝ってくれてありがとう」と声をかけたり。
ごはんを囲む時間は、人と関わる力も育ててくれます。
お手伝いを通じて、「協力する」「待つ」「話を聞く」といった大事な力も育ちますよ!
いろんな文化を知るきっかけに!
「この料理は外国のごはんだよ」
「この国では手で食べるんだって」
食べ物って、文化や国のちがいを知る入り口にもなります。
小さなきっかけから、「ちがっていいんだ」「知らなかったこと、知れて楽しい!」という気持ちが育ちます。
「いただきます」「ごちそうさま」の一言にも、たくさんの学びがつまっています!
食べるって、生きるってこと。毎日の食事で、子どもたちは自然といろんな力を身につけているんですね。
おうちでできる! 知育×食育あそび
子どもと一緒にごはんを作ったり、食材を使って遊んだりすると、楽しいだけじゃなくいろんな力も育ちます。
おうちでできる「かんたん知育&食育アイデア」をご紹介します!
かんたんクッキングにチャレンジ!
家庭でできる簡単な調理を通じて、子どもたちは料理の楽しさを学びます。
特に、サンドイッチやフルーツサラダを作ることで、食材の選び方や組み合わせを考える力がつきますね。
サンドイッチやフルーツサラダを作ろう
好きなパンや具材、フルーツを選んで、自分だけのオリジナルメニューを作ってみましょう!
「これとこれを合わせたらおいしいかな?」と考えることで、食材のことやバランス感覚が自然と身につきます。
家族と一緒に作ることで、おしゃべりも弾みますね!
はかる・きる作業で“数”と“手先”の力もアップ!
「バナナを3つに切ってみよう」「きゅうりを5枚スライス」など、簡単な数遊びも取り入れて。
はかる、切る、並べるなどの動きは、手先の練習にもなりますよ!
食材で遊ぼう♪ 食材あそびゲーム
色分けあそびで“食材名人”に!

冷蔵庫にある野菜や果物を見せて、
「赤いものはどれ?」
「緑はどれ?」
と色分けしてみましょう。
トマト、ブロッコリー、にんじん…
実物に触れることで、色・形・においのちがいにも気づきやすくなりますよ。
栄養のお話もちょこっとプラス!

「にんじんはお目めにいいんだって」
「お魚は頭にいいんだよ〜」
など、簡単な栄養の話も一緒にしてみましょう。
遊びながら自然と“体にいいもの”への関心が高まります。
野菜であそぼう!スタンプアート
野菜の切り口でスタンプペタペタ!
レンコンやオクラ、ピーマンなど、切ったときの形が面白い野菜でスタンプあそび!
絵の具をつけて紙に押すだけで、素敵な模様ができますよ。
楽しく遊ぶうちに、自然と野菜に興味が持てるようになります。
野菜の形やしくみを観察しよう!
「どんな形かな?」
「切ったら中はどうなってる?」
など、押す前に野菜をじっくり見てみるのも楽しいですね。
おしゃべりしながら進めると、観察力や表現力、想像力もぐんぐん育ちます。
そして、野菜に親しみが持てるようになるのもうれしいポイントです!

手を使って遊ぶうちに器用さが育って、食材のことも自然と身についていきますよ!
学校でも育つ!知育と食育のちから
学校の中でも、子どもたちは「食べること」や「食べ物の大切さ」をたくさん学んでいます。
楽しく食べながら学べる、学校での取り組みを見てみましょう!
栄養ってなんだろう?
給食の時間は、栄養のことを知るチャンスです。
いろんなおかずがあることで、
「これは体をつくるおかずだね」
「元気が出るごはんだね」
といった学びが自然と生まれます。
食べながら“バランスのとれたごはん”ってどんなものか、少しずつわかってくるんですね。
食文化っておもしろい!
食文化の授業では、日本や世界のいろんな国のごはんや食べ方について学びます。
「この国では朝ごはんにパンを食べるんだって!」
「みんなで囲んで食べるのが大事にされてるんだね」
など、知らなかったことがたくさん!
その土地ならではの料理や、どうしてそんな食べ方をしているのかを知ると、食べ物のことをもっと大切に思えるようになります。
「食べること=文化」って知ると、いろんな国に興味がわいてきますよ。
地元の野菜でクッキング!
▶ 地元の食材にふれてみよう!
地元でとれた野菜や果物を使って、みんなで料理体験。
「このキャベツ、〇〇市で作られたんだって!」
なんて話しながら、食べ物がどこから来たのかを知ることができます。
▶ 食べものへの感謝の心を育てる
「農家さんが育ててくれたんだね」
「雨や太陽が必要なんだね」
など、食べ物ができるまでの“うらがわ”を知ると、自然と“ありがとう”の気持ちが育ちます。
あそびながら学べる!知育×食育あそび
数字クッキー作り
▶ 数字をつかって楽しくクッキング!
小麦粉や砂糖をはかったり、型抜きで数字の形を作ったり。
おいしいおやつ作りの中で、
「100グラムってどれくらい?」
「3のクッキーってこんな形!」
と、数やかたちを楽しみながら覚えられます。
数字を使っておやつづくり
材料をはかるときには、
「スプーン1ぱい」
「100グラム」
など、数字がいっぱい出てきます。
こうした作業を通して、子どもたちは「どれくらい?」を考える力や、数字の意味を自然と学んでいけます。
クッキーの型を数字の形にすると、「これが3のかたちだね!」と楽しく数字にも親しめますよ。

おやつ作りのワクワク感のなかで、数字や手先の力もぐんぐん育ちますね!
世界の料理にチャレンジ!
異文化にふれる料理体験
イタリアのパスタ、メキシコのタコス、日本の巻きずし…
その国の料理を作って食べてみると、
「あっちの国の人もこれ食べてるんだ!」
とグローバルな気づきがたくさん。
世界の料理でいろんな国を知ろう!
いろんな国の料理を作ってみると、その国のくらしや食べ方が見えてきます。
たとえば
「これはどこの国の料理かな?」
「どうしてこういう味なんだろう?」
と、食べ物からたくさんの発見ができますよ。
また、家族やお友だちといっしょに作ると、
「こうしたらやりやすいよ!」「次はこれお願い!」と声をかけあうことができて、協力する力や会話も自然と育ちます。

楽しくおいしく、世界を知るきっかけになるあそびです!
カラフル野菜スープ作り
色でワクワク!野菜で学ぼう
赤いトマト、オレンジのにんじん、緑のほうれん草…
いろんな色の野菜を使ってスープを作ると、見た目もきれいで気分もアップ!
色と栄養のお話をしながら作ると、「これ食べると元気になりそう!」と野菜がもっと好きになります。
野菜から元気パワーを学ぼう!

料理を楽しみながら、バランスのよい食事の大切さが自然と身につく素敵な学びです!
親子でいっしょに♪ 食育にぴったりの知育おもちゃ

ごはんの時間は、お腹を満たすだけじゃなく
「食べることって楽しい!」と感じたり、
「これは何の食材かな?」と学べる大切な時間です。
知育と食育をいっしょに楽しめるおもちゃを使うと、遊びながら自然と学ぶことができますよ。
たとえば、食べ物のかたちをしたパズルや、食材を選んで料理ごっこができるおままごとセットなどがオススメです。
「楽しい!」の気持ちから、食への興味がぐっと広がります。
きんだーぱーく子ども包丁とまな板のセット
【どんなもの?】
・子どもが初めて料理をするときも安心して使える包丁とまな板のセットです
・包丁の先は丸くなっていて、ケガをしにくいようになっています
・持ち手にはすべり止めつきで、しっかり握れます
・まな板は軽くて、子どもでも扱いやすいサイズです
【おすすめポイント】
・「はじめての包丁」にぴったり!
・パパやママと一緒に、楽しく料理にチャレンジできます
・かわいいデザインで「やってみたい!」という気持ちがわきます
・親子でいっしょに料理する時間がもっと楽しくなりますよ!
【育つちから】
・包丁を使うことで、手先が器用になります
・料理に集中することで、集中力が育ちます
・親と協力する中で、会話や助け合いを学べます
・野菜や食材にふれながら、食べ物の大切さや栄養について知るきっかけにも!
わくわくキッチン おままごとセット
【どんなもの?】
・本物みたいなキッチンのおもちゃセットです
・お鍋やフライパン、食材などがいっぱい!
・オーブンのふたを開けたり、コンロをまわすと音が鳴ってリアル!
【おすすめポイント】
・「こんなお料理作ってみたい!」と自由な発想で遊べます
・たくさんの道具や食材で、思いついたことをすぐにやってみたくなります
・家族や友だちといっしょに遊ぶと、自然とおしゃべりも増えてにぎやかに!
【育つちから】
・「今日は何を作ろう?」と考えることで、想像力が育ちます
・人と遊ぶ中で、言葉のやり取りや気持ちの伝え方も学べます
・おたまをにぎったり、食材をならべたりすることで、手の使い方が上手になります
・「どうぞ」「ありがとう」のやりとりを通じて、人と関わる楽しさがわかります
はじめての食育 もぐもぐフルーツセット
【どんなもの?】
・バナナ、みかん、りんご、メロンの4つのフルーツが入ったおままごとセット
・木でできていて安心!小さい子も安全に遊べます
・マグネットでくっついていて、パカッと切ったり元に戻したりして遊べます
【おすすめポイント】
・「初めてのおままごと」にぴったり!
・かわいいフルーツで、自然と食べ物に興味がわきます
・親子で一緒に遊ぶと、会話がふえて楽しい時間になりますね!
【育つちから】
・「いらっしゃいませ~!今日はりんごジュースです!」など、ごっこ遊びで想像の世界が広がります
・遊びの中で、会話や協力の楽しさが身につきます
・フルーツを切ったりくっつけたりして、手先がどんどん器用になります
・食材を身近に感じながら、栄養や食べ物の名前も覚えられますね!

遊びながら食べものに興味がもてるようになって、ゆくゆくは健康的な食べ方にもつながっていきますね。
食べながら楽しく学べるってすごい!
知育(考える力や学ぶ力)と食育(食べ物について知ること)を組み合わせると、子どもたちは遊びのように楽しみながら、たくさんのことを学べます。
おうちや保育園・学校で「食べること」をテーマにした遊びや体験を取り入れることで、心も体もすくすく育ちます。
おいしいごはんや楽しいおやつの時間は、子どもにとって学びのチャンス!
食材にふれたり、料理をしたりすることで、「食べるってたのしい!」「これは体にいいんだ!」という気づきがいっぱいです。
毎日の食事が、子どもたちの成長を支える大切な学びの時間になりますね!