春のお散歩で育つ5つの力!親子で楽しむ自然あそび

道を歩くこども 自然あそび
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春になると、寒さもやわらいで、外を歩くだけでも気持ちがいい日が増えてきますよね。

そんな春には、親子でのんびり「お散歩」を楽しんでみませんか?

実は、何気ない散歩の時間にも、子どもの知育につながる学びがたくさん詰まっています。

今回は、春の自然を活かした知育的なお散歩のアイデアや、注意しておきたいポイント、そしてあると便利なおすすめグッズもあわせてご紹介します。

春の散歩が知育におすすめな理由

梅の木とうぐいす

外の世界は、子どもにとって実際にふれられる「ほんものの教材」です。

春になると、冬とはちがって景色が大きく変わります。

花が咲き、虫が動きはじめて、鳥の声も聞こえてきます。

こうした変化を感じ取ることは、「気づく力」や「観察する力」を育てる第一歩になります。

さらに、「あれは何の花かな?」「虫はどこにいるかな?」と親子でやりとりすることで、語彙力や表現力も自然と身についていきます。

春の散歩は、五感を使いながら季節を感じられる、まさに知育にぴったりの時間です。

春の散歩でできる知育あそび5選

ここからは、春の散歩で楽しめる知育的なあそびをいくつかご紹介します。

1.自分で摘んだ草花を「しおり」にしてみよう

押し花しおり
子どもと作った押し花でしおりに加工しました

お散歩の途中で見つけた草花を少しだけ摘み、おうちで「押し花しおり」を作ってみましょう。

紙の間に草花をはさんで重しを乗せ、数日置いておくと、きれいな押し花ができます。

ラミネートしたり、厚紙に貼って本に挟んだりするだけで、世界にひとつの素敵なしおりになりますよ。

草花の名前を図鑑で調べてみたり、スケッチブックに絵を描いて「植物図鑑」を作るのもおすすめですよ。

押し花づくりや図鑑作りは、おうちでも楽しめる知育活動のひとつ。

押し花の手順

散歩での体験をおうちに持ち帰って、観察したり記録したりすることで、記憶や語彙の定着にもつながります。

「見つけたものをどうやって飾ろうか?」「名前は何だったかな?」といった会話から、考える力や表現する力も育てられていきます。

2.「冬から春」へ変化を探そう

土筆
土手で見つけた土筆 押し花にする分だけ子どもと収穫!

季節が変わると、景色にもさまざまな変化が現れます。

冬にはなかった花、動き出した虫、暖かくなった風…。

お散歩しながら「冬にはなかったもの」を一緒に探してみましょう。

「これはなんで出てきたのかな?」「この花、前は咲いてたかな?」など、親子で会話を楽しみながら進めると、考える力や好奇心がぐんと広がります。

道を歩くという日常の体験の中にも、実はたくさんの学びのチャンスがあります。

自転車の標識

たとえば、横断歩道の渡り方や歩道でのルールを伝えるのも、生活力を育む大切な一歩です。

「信号は何色かな?」「右と左を見てから渡ろうね」など、ちょっとした声かけを重ねていくことで、交通マナーや安全への意識が身についていきます。

季節の移り変わりを感じながら、自然や社会にふれるお散歩は、子どもにとって大切な学びの時間になります。

3.「色・形・数」あそびで楽しく学ぶ

落ちているきれいな花びらを集めて数をかぞえます

お散歩中に、テーマを決めて遊ぶのも知育につながります。たとえば

• 赤いものを5つ見つけてみよう

• まるい形のものを探してみよう

• 花びらはいくつあるかな?

このように、「見て・数えて・言葉にする」ことで、楽しみながら数や形の感覚を育てることができます。

春は「ひなまつり」や「お花見」など、日本の季節の行事がたくさんある時期でもあります。

八重桜

お散歩の中でおひなさまや桜の花を見かけたら、「今日は○○の日だね」と声をかけるだけでも、季節や文化への関心を育てるきっかけになります。

小さな発見が、行事や日本の四季を親しむ経験へと広がっていきますね。

4.五感で春を味わうお散歩あそび

葉っぱの形に興味津々!

春の自然は、子どもの五感を豊かに刺激してくれます。

たとえば、草や花のにおいをかいだり、手で葉っぱのざらざら感を確かめたり、鳥のさえずりや風の音に耳をすませたり…

「この花、どんなにおいがする?」「風の音が昨日とちがうね」など、感覚に注目する声かけを通して、子どもが自分の感覚を意識し、表現する力も育っていきます。

ちいさな「感じた!」の積み重ねが、心の豊かさにつながっていきますよ!

5.ことばの力を育てるお散歩あそび

色んな自然に触れて楽しむ

お散歩中に出会う草花や虫、風景をきっかけに、ことばの力を育てるあそびも楽しめます。


たとえば、「この花、なんて名前かな?」「どんな色?においは?」といった問いかけで、語彙や表現力が自然と広がっていきます。

「○○しりとり」や「見つけたものでお話を作ってみよう」といった遊びも、言葉の楽しさを実感できるおすすめの知育あそびです。


“自分の言葉で伝える”という経験を積み重ねることで、コミュニケーション力も育まれていきます。

“自分の言葉で伝える”という経験を積み重ねることで、コミュニケーション力も育まれていきます。

散歩が育てる“生きる力”

歩行者専用の押しボタン…固いことがあるので押す練習も!

春のお散歩には、知育だけでなく、生活に役立つ力を育てる一面もあります。

たとえば歩くことで、体力やバランス感覚が育ちます。

また、信号や横断歩道、車の動きなどに触れることで、自然と交通ルールが身についていきます。

さらに、通園や小学校への通学が不安なお子さんにとっては、通学の練習にもなります。

「この道、学校へ行くときに通るよね」「信号は青になったら渡ろうね」と、日常生活の延長で教えることで、子どもも安心しやすくなります。

お出かけ前の準備(帽子をかぶる・水筒を持つなど)や、靴の脱ぎ履きといった基本的な生活習慣も、お散歩を通して少しずつ自分でできるようになっていきます。

小さな経験の積み重ねが、自分のことを自分でやろうとする気持ちや生活力を育てるきっかけになりますよ。

そのほかにも、就学に向けて“自分で見通しを立てて行動する力”を育てることはとても大切です。

わが家では、入学前に「時間の流れ」を視覚的にわかりやすくする工夫として、自作の時間割表を取り入れてみました。

お子さんが安心して新しい生活をスタートできるように、わが家で試してよかった視覚サポートの方法をご紹介しています。

気になる方はぜひのぞいてみてくださいね。

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新しい環境でも安心!入学準備に役立つ視覚支援の工夫

春の散歩で気をつけたいこと

楽しいお散歩ですが、春ならではの注意点もいくつかあります。

外遊びの時間をより快適に、安心して過ごすためにも、事前のちょっとした工夫が大切です。

1. 花粉や虫対策を忘れずに

カラフルな布マスク

春は花粉が飛び始める季節でもあります。

鼻水や目のかゆみなどの症状が出やすいお子さんは、マスクやメガネ、花粉ガードスプレーなどで対策をしておくと安心です。

また、気温の上昇とともに虫たちも活発になってきます。

とくに草むらや水辺では、蚊やダニなどに注意が必要です。

虫よけスプレーや長袖の着用で、しっかりガードしてあげましょう。

2. 気温差に注意した服装選び

着替え

春の気候は、日によって、また一日の中でも変化しやすいのが特徴です。

朝晩は冷えるのに、昼間は汗ばむほど暖かくなることもあります。

重ね着を意識し、体温調整しやすい服装を心がけましょう。

子どもは夢中で遊ぶと体が温まって汗をかきやすいため、薄手の上着や帽子、タオルなどがあると便利です。

3. 安全第一。しっかり手をつなぐ

手を繋ぐ親子

春は新しい生活が始まる季節。

進級や入園などで、新しい道を通る機会も増えます。

慣れていない道では思わぬ危険が潜んでいることもあるため、大人と手をつないで歩くことを習慣づけておきましょう。

「信号は何色かな?」「車が来ていないか確認してみよう」など、声かけをしながら一緒に歩くことで、交通ルールやマナーも自然と身についていきます。

お散歩前の準備チェックリスト

お出かけ前のひと手間が、楽しく安全なお散歩時間につながります。

持ち物や服装をチェックして、春ならではの自然を安心して楽しみましょう。

    • □ 帽子(日差し・花粉対策)
    • □ マスク(花粉対策)
    • □ 虫よけスプレー(草むらや水辺が多い場合に)
    • □ 薄手の上着(気温差に備えて)
    • □ 水筒(こまめな水分補給)
    • □ ハンカチ・ティッシュ
    • □ タオル(汗拭き・手洗い後用)
    • □ 必要に応じて着替え一式(砂場・水遊び対策)
    • □ ビニール袋(ごみや汚れ物入れに)
    • 保護者のスマホや連絡手段の確認

お子さんの年齢や体調、行く場所にあわせて、無理のないペースで楽しんでくださいね。
ちょっとした準備が、親子の春のお散歩をもっと楽しく、思い出に残る時間にしてくれますよ。

散歩をもっと楽しくする!おすすめアイテム


散歩をもっと充実させたいときには、ちょっとしたアイテムを用意すると、楽しさがグンとアップします。

観察ノートやスケッチブック

気づいたことや見つけたものを自由に書きとめられるノートがあると、散歩中の発見がもっと特別なものに。

絵が好きなお子さんなら、見たものを描いても◎

帰ってから振り返ることで、記憶の定着にもつながります。

野草や虫の図鑑

気になった植物や虫をその場で調べられる図鑑は、知的好奇心をぐっと引き出してくれるアイテム。

写真が豊富な子ども向け図鑑なら、小さなお子さんでも見やすくておすすめです。

ルーペや虫めがね

小さな花びらの模様や、アリの動きなど、肉眼では見えづらい世界をのぞけるアイテム。

身近な自然を「もっとじっくり見てみたい」という気持ちが生まれ、観察力や集中力が育ちます。

お散歩バッグ

葉っぱやどんぐり、小石など、子どもにとってはどれも大切な宝物。

そんな発見を大事に持って帰れるバッグがあると、「もっと見つけたい!」という気持ちがふくらみます。

100円ショップの小さなトートバッグなどで十分。

ぜひ親子で、お気に入りを一緒に探してみてくださいね!

まとめ

春のお散歩は、子どもにとって五感を使って学べる、貴重な知育の時間です。

自然に触れながら、気づきや会話が生まれ、体力や生活力も一緒に育まれていきます。

「今日はどんな発見があるかな?」

そんな気持ちで、ぜひ親子で春の風を感じながら、お散歩を楽しんでみてくださいね。

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